リーディング公演とは

リーディング公演において、役者は台本を持ちながら役を演じます。
「朗読劇」ともいわれますが、単に文字を読むのではなく、戯曲(演劇の脚本)を持って声に出して読む、いわば演劇のシンプルな上演の形です。
もともと海外では戯曲のテストのために行われていたものですが、役者と本があればすぐにできる手軽さから、おもに国内ではリーディング公演が頻繁に行われています。
特別な舞台セットや衣装はなく、役者の声の変化や動きによる表現で戯曲そのものの魅力を楽しむことができます。
新型コロナウイルスの感染が拡がり、これまでと同じスタイルでの作品づくりが難しい状況のなかで、新たなスタイルとして、リーディングと朗読のよい部分を掛け合わせたオリジナルの公演をつくりました。

演劇に馴染みがない方の扉を開けるきっかけに、また演劇を求めてうずうずしている方には新鮮さを持って受け止めていただけるような、そんな新世界の演劇を模索しています。

第二弾公演のタイトルは「ASTEROID」です。
意味は「小惑星」。テーマは「変革と再生」です。

新型コロナ感染対策について

本公演ではリーディング公演として役者は台本を手に持った状態で舞台に立ちます。
最低限の動きに抑えて表現し、役者同士の身体的接触も最小限とします(高田舟さんはリモートでの出演になります)。
会場ではもちろん、稽古場、楽屋でも常に互いの距離を確保し、1時間ごとのアルコール消毒、1日1回の検温を行っております。
新型コロナウイルスの感染拡大により、舞台表現の可能性が狭められているなかで、新しい生活様式に沿ったかたちで、かつ観た方に楽しんでもらえる作品づくりを目指しています。